自宅の窓の一つにびっしりと蜘蛛の巣が張られていた。
巣にはやはりおびただしい数の大小の蜘蛛。
大小と言っても、小さい物は親指大、大きい物は握り拳ほどであり、全体的に大きめだ。
ああ、自分が昼夜部屋にあかりを付けているから、虫が集まるのだろう。穴場なのだな。
窓は開いており、蜘蛛の巣は家の内側にも張られている。
寒いので閉めさせてもらおう。
窓を動かすと、こぶし大の胴体を持つ蜘蛛が巣を破壊されたことで腹を立てたのかこちらに飛びかかってきた。
柔らかい腹の感触を感じつつ手ではねのけ必死で逃げる
部屋に常備してある殺虫剤を噴射し、中の蜘蛛だけは殺せたが、部屋は蜘蛛の死体であふれた。
自分は車を飛ばし、隣町にある入ったことのないジムに行き、女性スタッフに「蜘蛛がいて大変だろう、居たらこれで殺してやろう」とスプレーをかざす。
そんな物は居ないと不思議がる女性スタッフ。
そこで目が覚めた。