鳥山明先生
うまいと思います。というかあの画力すごいです。鳥山先生は。
でも、あの人の絵はどれもかわいい。怖くないんだよなあ。。どうがんばっても漫画・デフォルメキャラなので、ラスボスなのに、昆虫的なボディで真正面向いて点目で両手かかげて「グアー」とかやられても、なんかがっかりしてしまう。
「○○を知ってるかい?」「いいえ」「 じゃあおしえてやるよ」
「やってくれまいか」「いいえ」「 そこをなんとか。」
「ちゃんと聞いていたか?」「いいえ」「もう一度言うぞ」
いるこれ?
会話に変化をもたせたり、RPGらしく自主的に口を開くことのない主人公の意思表示としてはあってもいいかもしれない。でも選んだところで何も変わらないじゃないか。Vでは嫁を選ぶシーンがあるらしいがこれはいい。それ以外は進行の妨げになっていないのか。
しゃべらない主人公&普通にしゃべり代弁までしてくれるパーティーメンバー
そもそもRPGはなりきりプレイ。主人公がしゃべらないのは自分の足でうごく・プレイヤーからのインプットだけがそのまま意志に通じるからだと思うのだが、ドラクエ2以降やキャラクタやストーリー重視で気の合う仲間でパーティーを組む、いわゆるJRPGではメンバーが元気すぎ、一人だけ頑としてしゃべらないプレイヤキャラはどうも浮いて見えてしまう。無口で内気な主人公を「ねー○○もそうおもうよね!」「俺たちは○○と一緒に世界を救うぜ」みたいに勝手に代弁し、「いやちがう」などと反論する機会は与えてくれないので、自分の意志で動いている気がしないという本末転倒なことになっていると思う。
くだらない枠にとらわれずJRPGとしてやっていくなら、FFなどのように思い切ってがんがんしゃべらせた方がストーリーに無理が出てこないと思うのだが。
勇者様
これは関連漫画などが悪いのかもしれないが、「勇者」という言葉が妙にクローズアップされすぎている気がして気持ちが悪い。
勇者とは、言葉通り「勇ましい者」であり、第三者が適当に人につけるありきたりな形容詞という認識があるのだが、間違っているのだろうか。
たとえば、独裁者的なリーダー格(あるいは映画館で上映中にうるさい人)に問題提議し、なんとかして座から退けさせた人間が居たとしたら、誰かはその人を勇者だと思うだろうし、そうでもないと思う人がいるだろう。それは酒ばかり飲んでる飲んだくれが居たとして、彼が飲んだ酒の量や公道によりその人が「飲んだくれ」なのかそうでないのかと言うのと大して変わらない。
「おいあいつは勇者ではないか?」「いやちがう」「なんだ違うのか」のような会話が成り立つような固有名詞・職業・冠扱いはいかがなものかとおもう。
ちゃんと「ああああ様」など名前で呼んでやるか、救世主などの比較的比類ない称号を与えてやればよかったのに。